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【3年人文】英語表現Ⅱの発表振り返り。AI翻訳をどのように活用したのか。

1月16日(月)の英語表現Ⅱの授業で、生徒たちは振り返りシートを使って、準備段階からの振り返りを行いました。

プレゼンテーションに関する記事は次のとおりです。

振り返りシートはアンケート形式をとっており、生徒22名が回答をしています。


①発表中に気をつけた点は何か

「発表中、あなたが特に配慮したり、気をつけた点を記入してください。」という質問に対しては、主に次のような回答がありました。

  • 発音をできるだけ間違えない事

  • いつもより声が出るように頑張った

  • ALTの先生が楽しめるように、イルミネーションの素晴らしさが伝わるようにリアクションをオーバーにしたり、聞こえやすい大きさの声で発表できるように心がけた

  • 原稿を見てばかりではなくALTの先生のほうを向きながら発表しました。

  • あまり急いで話しすぎないこと

  • 聞いてる生徒側も聞きやすいように発音した

  • 早口にならないようにした。

②どんな翻訳の結果が返ってきたのか

今回、原稿を作るにあたりGoogle翻訳に代表されるAI翻訳を使用していたことが振り返りシートのアンケートで分かりました。

そこで、振り返りシートでは、次のような質問を生徒に与えています。

「翻訳したものが自分の意図したものと異なって表示されたことがありましたか(例:日本語をそのまま機械的に訳したような翻訳が表示された)。」 → 「はい」か「いいえ」で回答

「自分の言葉等で修正を行った人は具体的な内容を記入してください。翻訳結果に違和感を抱いただけで、特に修正していない人は「なし」と記入してください。」 → 具体例を記述

授業担当者が作成した振り返りシートの質問項目より

極端な例をいえば、「鬼太鼓」と調べたときに、”Demon Drums”と翻訳結果が返されたとして、”Onidaiko”と言い換えたのか、そのままにしたのかという質問になります。

すると、生徒からは主に次のような回答を得られました。

  • そのままの翻訳はあってるけど私が言いたい事とは違ったから、その単語について調べて使った。

  • I'm になった部分を It is に変更した。

  • 日本語の方を変えた

  • Google翻訳を使った。全体的に少しずつ翻訳と変えた。翻訳する際は翻訳された英文をもう一度翻訳し、日本語としての違和感がないか確認した。違和感があった場合はなるべく元々の文の意味が通る様にワードチョイスを変えた。

  • 言葉を変えて翻訳したりして、意図が合うまで繰り返した。

  • 鬼太鼓→demon drum

③AI翻訳を使用するうえで注意すべき点

また、「ChatGPTなどの言語生成AIやGoogle翻訳などのAI翻訳を使用するにあたり、注意すべきことは何だと思いますか。」という質問も生徒に投げかけています。

以下は生徒の主な回答です。

  • 文法がしっかりとまとまっているかなど確認。

  • 自分が言いたいこととは違うようになる事があるから翻訳に頼りすぎず自分でも単語について調べて文章を作る。

  • 機械的な翻訳になること

  • 使いすぎ。

  • 本来の意味が通るようにすること。翻訳を完全に信じるのではなく、自分の中でより良い翻訳を探すこと。

  • いつも正しいとは限らないから、自分でも確認することが大切だと思う

  • なるべく短くわかりやすい文章を翻訳するのがいいと思いました。

  • 感情が込められていない

  • 難しい単語が出た場合、自分で直した方がいいと思う

  • 翻訳したものをそのまま書くのではなく、それをもとに自分が書きたい表現に変えてかく。

④今回のプレゼンテーションで身についたこと

英語というツールを使って、異文化交流を行う術を身につけるという目的を果たすだけでなく、与えられた情報に対するCritical Thinking Skills(批判的思考力)とその活用力が今回のプレゼンテーションをきっかけに身につけることが出来たのではないかと考えています。

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